Yuki-KG’s blog

アメリカやイギリス、英語のことなど書いています。

英語で英語

学校の英語の授業で品詞や文、節、句などの文法用語をいろいろ習いましたが、それらは小難しい日本語で解説されていたと思います。これらの用語は英語ではなんていうんだろうと思ったことありませんか? そんな、英語の授業で出てくる英語について、アメリカ人の英語の学び方にそってまとめてみました。ですので、日本人が学校で学んだ内容と若干異なるものもあります。

Contents

品詞 (part of speech)

英語を話したり書いたりするときは、必ず品詞 (part of speech)―名詞、動詞、形容詞など―を使っています。品詞には覚えておくべき規則がたくさんあり、その規則を知っておくことで、より簡単にいい文章を書けるようになり、他人とコミュニケーションしやすくなります。

名詞 (noun)

名詞 (noun) とは、人、場所、物、考えを示す単語です。

人:
The artist experimented with new techniques.
その芸術家は新しい技法を試した。

場所:
The forest was dark and silent.
そのは暗く静かだった。

物:
The wheel spun wildly.
その円盤は荒く回った。

考え:
Tamar was filled with happiness.
タマルは幸せに満ちあふれていた。

 

名詞には通名 (common noun) と固有名詞 (proper noun) があります。普通名詞とは、人、場所、物、考えを示す一般的な単語で、固有名詞とは、特定の人、場所、物、考えを示すものです。固有名詞は頭文字を大文字にします。

通名詞:
The ballplayer hit a home run.
その野球選手はホームランを打った。

固有名詞:
Babe Ruth hit a home run.
ベーブ・ルースはホームランを打った。

 

さらに、具体名詞 (concrete noun) と抽象名詞 (obstruct noun) という分け方もできます。具体名詞とは、感覚(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)によって認識することのできるものを示し、抽象名詞とは感覚で認識できないものを示します。

具体名詞:
The manager gave a speech.
その管理者はスピーチをした。

抽象名詞:
The song was full of sorrow.
その歌は悲しみでいっぱいだった。

 

複数の単語からなる名詞を複合名詞 (compound noun) と言います。複合名詞には、ハイフンで結んだもの、1単語で書かれるもの、単語を分けて書かれるものがあります。複合名詞をどう書くかはっきりしないときは、辞書で調べましょう。

複合名詞:
The flight engineer studied her landing checklist before adjusting the radio-transceiver.
そのフライトエンジニアは、その無線送受信機を調節する前に、自分の着陸チェックリストを調べた。

集合名詞 (collective noun) とは、集合体を示すものです。

集合名詞:
The flock of geese flew south.
そのガチョウの群れは南へ飛んでいった。

所有名詞 (possessive noun) とは、所有または所持を示す名詞です。ほとんどの名詞は、アポストロフィとsをつけることで所有名詞にすることができます。ただしsで終わる複数名詞は、アポストロフィだけをつけることで所有名詞にします。

Rita's book(リタの本)
the children's video games(その子どもたちのゲームソフト)
the judges' opinions(その判事たちの意見)

複数形を作る

ほとんどの名詞は、後ろにsをつけて複数形にすることができます。

chair → chairs(椅子)

oで終わる名詞には、後ろにesをつけて複数形にするものがあります。

echo → echoes(こだま)

s, x, sh, chで終わる名詞は、後ろにesをつけて複数形にします。

gas → gases(ガス)
box → boxes(箱)
rash → rashes(じんましん)
itch → itches(かゆみ)

子音+yで終わる名詞は、yをiに変えてから後ろにesまたはsをつけて複数形にします。

butterfly → butterflies(蝶)

fまたはfeで終わる名詞は、fをvに変えてから後ろにesまたはsをつけて複数形にします。

loaf → loaves(かたまり)
life → lives(命)

不規則な形になる複数形もあります。

mouse → mice(ねずみ)
woman → women(女性)
foot → feet(足)
ox → oxen(牛)

単数名詞と同じ複数名詞もあります。

elk → elk(エルク)
sheep → sheep(羊)
deer → deer(鹿)

動詞 (verb)

動詞 (verb) とは、行為、条件、状態を示す単語です。動作動詞 (action verb) とは、物理的または精神的な行為を記述するものです。

Jasper wrote an article for publication.
ジャスパーは出版用の記事を書いた
She considered several possibilities.
彼女はいくつかの可能性を考えた

連結動詞 (linking verb) とは、文の主語 (subject) と述語 (predicate) をつなぐ動詞です。主語とは、文の一部で、それが何なのかというのをいう物です。述語とは、その主語についての何なのかを示すものです。最も一般的な連結動詞はbe動詞です。be動詞の形は am, is, are, was, were です。他の一般的な連結動詞は look, seem, grow, appear, become, smell, feel です。

The driver was ready.
その運転手は準備ができていた
The air smelled oily.
その空気は油っぽいにおいがした

助動詞 (helping verb) とは、他の動詞にくっついて使うものです。一般的な助動詞には am, is, are, was, were, has, had, have, will, do, does, did, can, could, may, might, must などがあります。

The police officer had thought the parade was over.
その警察官はそのパレードが終わったと思ってしまった
The president could speak the group.
その長はそのグループについて語ることができた

助動詞が主の動詞と分かれることもあります。

The contestant could not guess the answer.
その競技者はその答えをあてることができなかった
Has Julia hired a replacement?
ジュリアは代わりを雇ったのか?

動詞は、能動態 (active voice) または受動態 (passive voice) のどちらかの (voice) になることができます。動詞が能動態なら、主語がその行為をしたことになります。動詞が受動態ならば、主語はその行為をされた、またはその行為を受けたということです。

能動態:
I shot the dog.
私がその犬を撃った。
受動態:
The dog was shot.
その犬が撃たれた。

すべての動詞には、現在形 (present tense)、過去形 (past tense)、未来形 (future tense) の3つの時制 (tense) があります。使用する時制によって、記述する行為がいつ起こるかを示します。ほとんどの動詞は、過去形を構成するには、語尾にdまたはedをつけます。ほとんどの動詞は、未来形を構成するには、助動詞willをつけます。

現在:
The swimmer turns expertly.
その泳者はうまくターンをする
過去:
She kicked hard.
彼女は強く蹴った
未来:
She will reach the finish line first.
彼女は一着でゴールライン着くだろう

動詞の他の形として、現在分詞 (present participle) と過去分詞 (past participle) があります。ほとんどの場合、現在分詞を構成するには、助動詞beと、動詞の語尾にingをつけ、過去分詞を構成するには、助動詞haveと、動詞の語尾にdまたはedをつけます。

現在分詞:
The professor is explaining the experiment.
その教授はその実験について説明している
過去分詞:
We have tried to follow his instructions.
私たちは彼の指示に従おうとした

不規則動詞 (irregilar verb) は違う規則に従います。不規則動詞の過去形と過去分詞の形は、覚えるか、辞書を引かなければなりません。おそらくは、これらはほとんど意識さえせずに知って正しく使っているでしょうが、いまだにつまずくことがあるという人も多いです。不規則動詞の中には過去形と過去分詞が同じ形のものもあります。

過去形:
Joan lost the race.
ジョアンはレースに負けた。
過去分詞:
She has lost races before.
彼女は以前レースに負けたことがある。

他の不規則動詞には、動詞の語尾にnまたはenをつけて過去分詞を構成するものもあります。

過去形:
The thief stole the wallet.
その泥棒はその財布を盗んだ。
過去分詞:
He has stolen my credit cards.
彼は私のクレジットカードを盗んでしまった。

また他には、母音をi(現在形)からa(過去形)、u(過去分詞)に変える不規則動詞もあります。

現在形:
The final bell rings.
最後の鐘が鳴る。
過去形:
The bell rang loudly.
その鐘はやかましく鳴った。
過去分詞:
The last bell has rung.
最後の鐘が鳴ってしまった。

最後に、動詞の現在形と似ている過去分詞をもつ不規則動詞もあります。

現在形:
Juan goes on vacation today.
フアンは今日から旅行に行く。
過去形:
He went to San Martin last year.
彼は去年はサンマルタンへ行った。
過去分詞:
He has gone there for five years.
彼はそこに5年行っていた。

その他の一般的な不規則動詞の活用を示します。

現在形 過去形 過去分詞
(haveと合わせて)
wear wore worn
take took taken
put put put
teach taught taught
bring brought  brought
sit sat sat
choose  chose chosen
speak spoke spoken
swim swam swum
begin began begun
sing sang sung
do did done
eat ate eaten
give gave given
know knew known
write wrote written
see saw seen

修飾語 (modifier)

修飾語 (modifier) とは、他の単語を説明する単語のことです。修飾語にはいくつかの種類があります。

形容詞 (adjective) は、名詞について記述する修飾語です。形容詞は、どんな (what kind)、いくつ (how many)、いくら (how much)、どれ (which one) を説明することができ、説明文や詩において有用です。

どんな:
Carmen bought a red car.
カルメン赤い車を買った。
いくつ:
She already has two convertibles.
彼女はすでに2台のコンバーチブルの車を持っている。
どれ:
She drives that car.
彼女はあの車を運転する。

冠詞 (article) は形容詞の一種です。定冠詞 (definite article) には the, this, those, that などがあり、特定の名詞について修飾します。不定冠詞 (indefinite article) には a an があります。これらは特定の名詞を修飾しません。

定冠詞:
Please show me the printer.
そのプリンタを私に見せてください。
不定冠詞:
Do you see a salesperson?
営業の人に会いましたか?

固有形容詞 (proper adjective) は固有名詞から構成され、常に頭文字を大文字にします。

We decided to see a German film.
私たちはドイツ映画を観ることに決めた。

1つの名詞を修飾するために複数の形容詞を使うことができます。また文のいろいろな部分に形容詞を置くことができます。

The enourmous, elegant yacht sailed into the harbor.
その巨大で優美なヨットはその港に航行してきた。
The crew, young and tanned, guided it expertly.
その船員は若く日焼けしており、巧みにそれを操作した。

副詞 (adverb) は、どんなに (how)、いつ (when)、どこで (where)、どれだけ (to what extent) を説明します。

どんなに:
Ms. Vrebeck works hard.
ブレベック女史は熱心に働く。
いつ:
She files reports weekly.
彼女は毎週レポートを提出する。
どこで:
She works downtown.
彼女は都心で働いている。
どれだけ:
She never misses a deadline.
彼女は決して締め切りを遅らせない。

多くの副詞は、形容詞の語尾にlyをつけて構成します。

calm → calmly
silent → silently

副詞は文のいろいろな部分に置くことができます。副詞の置き方でその文の強調度合いを変えることができます。

Wildly, the crowd applauded.
野次馬的な拍手だった。
(crowdのwildnessを強調)
The crowd applauded wildly.
その群衆は、荒々しく拍手を送った。
(crowdのapplauseを強調)

形容詞と副詞は、比較に使うことができます。1音節の形容詞のほとんどは、erを使って2つの名詞を、estを使って3つ以上の名詞を比較します。2音節以上の形容詞のほとんどは、moreを使って2つの名詞を、mostを使って3つ以上の名詞を比較します。

Yesterday was hotter than today.
昨日は今日より暑かった
Tomorrow will be the hottest day of all.
明日はこれまでで一番暑くなるだろう。
The humidity was more uncomfortable today than yesterday.
湿度は昨日より今日の方が不快だった。
It is most uncomfortable just before a storm.
嵐の直前は一番不快だ

副詞は、行為についても同様に比較することができます。

This office manager works harder than the last year.
この職場管理者は去年よりよく働く。
The hardest worker is the summer intern.
最もよく働く人は夏季インターンだ。
He types more quickly than I do.
彼は私よりタイピングが速い
Gerry types the most quickly of all of us.
ジェリーは私たちの中で最もタイピングが速い

比較級の形が違う形容詞や副詞もあります。

形容詞:
good - better - best
bad - worse - worst
副詞:
well - better - best
little - less - least
much - more - most

代名詞 (pronoun)

代名詞 (pronoun) とは、名詞を置き換える単語のことです。代名詞に置き換えられた名詞は、その先行詞 (antecedent) とよびます。

先行詞:
Christopher Columbus is a controversial figure.
クリストファー・コロンブスは賛否両論ある人物だ。
代名詞:
Was he a hero or an oppressor?
は英雄だったのか、それとも抑圧者だったのか?

所有代名詞 (possessive pronoun) とは、所有していることを示す代名詞のことです。my, mine, your, yours, their, theirs, his, her, hers, its が所有代名詞です。

This seat is mine.
この座席は私のだ。
That woman says it is her seat.
あの女性がここは自分の席だと言っている。

再帰代名詞 (reflective pronoun) とは、selfやselvesが付加されたもので、行為を主語に反映させるか、名詞や代名詞を強調するときのどちらかに用いることができます。

The actor threw himself into the role.
その俳優は自分自身で役になりきっていた。
No one was more surprised than the actor himself.
その俳優自身より驚いた人はいなかった。

指示代名詞 (demonstrative pronoun) とは、this, that, these, those などの単語です。

This is an excellent antique store.
これは素晴らしいアンティーク店だ。
That is a really beautiful quilt.
あれは本当に美しいキルトだ。

次のようなものは不定代名詞 (indefinite pronoun) といい、先行詞はありません。

all most
anyone much
anything neither
anybody nobody
nothing none
both no one
each one
either several
everybody  some
everyone somebody
everything  someone
many something

疑問代名詞 (interrogative pronoun) は、質問をするときに使われます。疑問代名詞には who, whom, which, what, whose などがあります。

Who left the meeting today?
誰がそのミーティングを早退したのか?
What was the outcome of the vote?
その投票の結果はどうだったの?

前置詞 (preposition)

前置詞 (preposition) とは、文の中で名詞や代名詞が他の単語とどのように関連しているかを示す単語です。一般的な前置詞は次のようなものです。

about
およそ〜
above
〜の上で
according to
〜によれば
across
〜を横切って
after
〜のあと
against
〜に対して
along
〜に沿って
among
〜の間で
around
〜のまわりで
as
〜のように
at
〜で
because of
〜のため
before
〜の前に
behind
〜のうしろで 
below
〜の下で
beneath
〜の下のほうで 
beside
〜の横で
between
〜の間で

beyond
〜のむこうで

by
〜のそばで
down
〜の下で
due to
〜のせいで
during
〜の間に
except
〜を除いて
for
〜のために
from
〜から
in
〜の中で
inside
〜の内側で
into
〜の中へ
in place of
〜の代わりに
instead of
〜の代わりに
like
〜のように
near
〜の近くで
next to
〜の隣で
of
〜の
off
〜から外れて
on
〜の上で
onto
〜の上へ
on top of
〜の上で
out
〜の外で
out of
〜の外へ
outside
〜の外側へ
over
〜の上のほうで 
regarding
〜について
since
〜以来
through
〜を通って
to
〜へ
toward
〜のほうへ
under
〜の下のほうで 
upon
〜によって
with
〜とともに
without
〜なくして
   

前置詞の目的語 (the object of a preposition) とは、前置詞が名詞と連結している単語のことです。

The lights went out during the storm.
その嵐の間に明かりが消えた。

この文では、duringが前置詞で、stormが前置詞の目的語となります。

前置詞句 (prepositional phrase) とは、前置詞、前置詞の目的語、およびその目的語の修飾語です。

Before the concert, the musicians were nervous.
そのコンサートの前、そのミュージシャンたちは不安だった。
The forgot their fears after the music started.
音楽が始まったあとは、彼らは自分の恐れを忘れた。

前置詞句は、形容詞や副詞として使うことができ、名詞や動詞を修飾します。

形容詞:
The seats near the stage are the best.
舞台の近くの席が最も良い。
副詞:
The concert started at nightfall.
そのコンサートは夜更けに始まった。
形容詞・副詞:
The roar of the crowd echoed beyond the concert arena.
観客の叫びがコンサート会場の向こうにこだました。

接続詞 (conjunction)

接続詞 (conjunction) とは、単語、句、 (clause) を接続する単語のことです。等位接続詞 (coordinating conjunction) は、同格の単語、句、節をつなぐもので、and, or, but, nor, for, yet, so などがあります。

Mars and Ares were names for the same god.
マースアレスは同じ神の名前だった。
Ares was his Greek name, but Mars was his Roman name.
アレスは彼のギリシャ名だった、マースは彼のローマ名だった。
He was the god of war, so soldiers prayed to him before battle.
彼は戦の神だったので、兵士たちは戦闘前に彼に祈った。

相関接続詞 (correlative conjunction) はペアで用いられ、either-or, neither-nor, both-and, not only-but also, whether-or などがあります。

The subway car was jammed with both businesspeople and schoolchildren.
その地下鉄の車両は勤め人児童の両方で込み合っていた。
Either someone would have to get off, or the doors would never close.
誰かが降りなければならなかった、そうしないとドアが決して閉まらなかっただろう。

従属接続詞 (subordinating conjunction) は、特定の節で始まるもので、一般的なものは次のようなものです。

after 〜のあと
although 〜だが
as 〜のように
because 〜だから
before 〜の前に
if もし〜なら
once ひとたび〜なら
since 〜なので
so 〜するように
than 〜よりも
though 〜だが
unless 〜でなければ
until 〜まで
when 〜のとき
where 〜のところで
whether 〜かどうか
while 〜の間に

Although the meeting had gone on for hours, the board had not reached a decision.
その会議は何時間も続いた、結論には至らなかった。

準動詞 (verbal)

準動詞 (verbal) は、動詞から構成される単語ですが、別の品詞として使います。

動名詞 (gerund) は、ingで終わる動詞の形態で、名詞として用いられます。

Many people have taken up recewalking as a form of exercise.
競歩を運動の一形態として取り上げている人が多い。

動名詞 (gerund phrase) とは、動名詞とその修飾語を含むもので、句全体を名詞として用います。

Getting to class on time was nearly impossible for Jan.
授業に時間通りに来ることは、ヤンにとってほぼ不可能だった。

分詞 (participle) とは、形容詞として用いる動詞の形態です。

現在分詞:
Shana had a party for the visiting professor.
シャナはその客員教授のためにパーティーを催した。
過去分詞:
The tired woman had to meet and greet all the guests.
その疲れた女性は客人すべてと挨拶しなければならなかった。

分詞句 (participial phrase) とは、分詞とその修飾語のことで、句全体を形容詞として用います。

The horse pawing the ground is expected to be the next Derby winner.
地面をなでているその馬は次のダービーで勝つことが予想されている。

不定 (infinitive) とは、toで始まる動詞の形態のことです。

Herb wanted to write.
ハーブは著述を欲した。
He sent his stories to be read by editors.
彼は自作小説を編集者に送っ読んでもらった。
He studied to be a writer.
彼は作家になるために勉強した。

不定詞句 (infinitive phrase) は、不定詞とその修飾語を含みます。

To understand the tax laws is a major accomplishment.
税法を理解することは大きな成果だ。
Most people are pleased to get a refund.
払い戻しを受けて喜んでいる人々がほとんどだ。
Some people do their own taxes to save money.
お金を節約するために税金を払う人もいる。

同格語 (appositive)

同格語 (appositive) とは、名詞を言い換える単語や単語の集まりのことです。

The lecturer, a geneticist, spoke at length.
遺伝学者であるその講師は、長々と話をした。

 同格語句 (appositive phrase) とは、同格語とその修飾語などです。

The audience, science students from the college, listened raptly.
大学からの理学生たちであるその聴衆は、熱心に聴いた。
A speaker of great renown, he kept them on the edge of their seats.
素晴らしい評判のスピーカーで、彼はそれらを座席の端に置いていた。

文の構造

文の種類

(sentence) とは、完全な思考を表現する単語の集合のことです。文には基本的な4種類があります。

平叙文 (declarative sentence) とは、宣言をするもので、終止符で終わります。

疑問文 (interrogative sentence) とは、質問をするもので、疑問符で終わります。

命令文 (imperative sentence) とは、命令をするもので、終止符で終わるか、ときには感嘆符で終わります。

感嘆文 (exclamatory sentence) とは、強い感情を示すもので、感嘆符で終わります。

平叙文:
The secret of a good soufflé is in the egg whites.
スフレをうまく作る秘密は卵の白身にある。
疑問文:
Are your egg beaters really clean?
君の卵打ち器は本当に清潔なのか?
命令文:
Be sure the oven isn't opened as it bakes.
それが焼けるまでオーブンが開いていないことを確かめなさい。
感嘆文:
Oh no, the soufflé fell!
ああだめだ、そのスフレは失敗だ!

こちらもごらんください。

主語 (subject) と述語 (predicate)

文は、主語 (subject) と述語 (predicate) の2つの部分から成り立っています。文の主語とは、何かが言われていることについての部分のことです。単純主語 (simple subject) とは、動作し、記述し、または動作される単語または単語の集合のことです。

The window dresser hurried to complete the Christmas windows.
その窓職人はクリスマスの窓を急いで仕上げた。

完全主語 (complete subject) とは、単純主語と修飾語で成り立っているもののことです。

The window dresser's expert hands worked quickly.
その窓職人の専門的な手技は早く仕事を進めた。

文の述語とは、その主語が表現していることや、その主語について何がなされているかを示すものです。単純述語 (simple predicate) とは、動詞のみでなる述語のことです。

The passers-by watched.
通りがかった人たちは見た

完全述語 (complete predicate) は、その主語について述べる単語すべてを含みます。

They saw the window become a wonderland.
彼らは、その窓がワンダーランドになっていくのを見た

主語や述語は結合する (compound) ことができます。

主語の結合:
Shoppers and workers stopped to gaze in wonder.
買い物客や労働者が足を止め、不思議そうに眺めていた。
述語の結合:
The mechanical figures danced and spun.
その機械人形は踊り、回った

命令文では、主語はyouですが、それは隠され、書かれません。

(You) Answer the door, please.
あなたは)出てきてください。

文の主語は、動詞の後ろや、動詞の部分の間に置くこともできます。

Where is the manager?
管理者はどこ?
Where did she go?
彼女はどこ行ったの?

補語 (complement)

述語が動詞1つだけ以上のものを含む場合、それは補語を含みます。補語 (complement) とは、動詞とともに述語の意味を完了させる単語のことです。

The journalist finished the interview.
そのジャーナリストはインタビューを終えた。

直接目的語 (direct object) は補語の一種です。直接目的語は能動動詞の意味を受けるもので、誰に?何を?という疑問に答えるものです。

The accountant billed the client. (誰に?)
その会計士は顧客に請求した。
The client received an invoice. (何を?)
その顧客は請求書を受け取った。

間接目的語 (indirect object) もまた能動動詞の意味を受けるもので、誰に対して?誰のために?あるいは何に対して?とか何のために?という疑問に答えるものです。

The accountant gave her assistant a raise. (誰に対して?)
その会計士は、アシスタントに対して給料を上げた。
My accountant directed me to this business. (何に対して?)
私の会計士は、その仕事に対して私を指名した。

主補語 (subject complement) とは、連結動詞の後ろにくる名詞や形容詞のことで、主語を書き換えたり説明したりします。

形容詞:
The lawyer's argument was clever.
その弁護士の主張は巧妙だった
名詞:
She is the new commissioner.
彼女は新任のコミッショナー

目的補語 (object complement) とは、直接目的語の後ろにだけくる名詞や形容詞のことで、直接目的語を書き換えたり説明したりします。

形容詞:
Thousands of fans found the performance unforgettable.
何千人ものファンがこの演奏を忘れられないと感じた。
I considered myself an amateur.
私は自分をマチュアだと思っていた。

節 (clause)

(clause) とは、主語と述語をともに含んだ単語の集合のことで、文の一部分として使います。

独立節 (independent clause) とは、それ単独で存在できる節のことです。

The doorbell rang before dinner was over.
夕食が終わる前に玄関のベルが鳴った
When I opened the door, a salesperson stood there.
ドアを開けると、セールスマンが立っていた

従属節 (dependent clause) は、主語と述語を含みますが、それ単独では存在できず、文中の独立節とつながなければなりません。

I was rather rude because it was dinnertime.
夕食時だったのでむしろ失礼なことをしてしまった。

形容詞節 (adjective clause) とは、名詞や代名詞を修飾する従属節のことです。ほとんどの形容詞節は、関係代名詞 (relative pronoun) who, whom, whose, that, which または関係副詞 (relative adverb) where, when why, since, before とともに導入されます。

His goods, which were unusual, consisted of strange vitamin concoctions.
彼の商品は、不思議なビタミンを調合したもので、一風変わったものだった
They helped people who felt old or tired.
それらは老いや疲れを感じている人たちを助けるものだった。

副詞節 (adverb clause) とは、動詞や形容詞、副詞を修飾する従属節のことです。従属接続詞 (subordinating conjunction) で始まることがしばしばです。

Since I was rather tired, I bought a few jars.
私はわりと疲れていたので、何本か買った。
I took the vitamins even though I had doubts.
私は疑問を感じながらもそのビタミンを摂取した。

名詞節 (noun clause) とは、名詞として用いる従属節のことです。代名詞や従属接続詞とともに導入されることがしばしばです。

The fact is that I had a vitamin deficiency.
実は私はビタミン不足だった
The pills replaced whatever essential vitamins I lacked.
その薬は私の足りなかった必須ビタミンをすべて補ってくれた。

文の形態

文の構造の形態には、単文 (simple sentence)、重文 (compound sentence)、複文 (complex sentence)、重複文 (compound-complex sentence) の4種類あります。

単文は、1つの独立節のみからなります。

We always try to please our clients.
私たちは常にお客様に喜んでいただけるよう努力しています。

重文は、複数の独立節からなります。それぞれの節は、コンマと等位接続詞、セミコロン、もしくはセミコロンと特定の従属接続詞で結ばれます。

コンマと等位接続詞:
You may mail the letter to me, or you may call in the morning.
手紙を送ってくれてもいいし、午前中に電話してくれてもいいよ。
セミコロン:
I read your story in one hour; it was the best part of my day.
私は1時間であなたの物語を読んだそれは私の一日の最高の部分だった。
セミコロンと従属接続詞:
The historical accuracy in your fiction is extraordinary; however, you still have to address certain problems in plot development.
あなたの小説の歴史的正確さは並外れたものだが、しかし、プロット展開においてある種の問題を解決しなければならない。

複文は、独立節と、少なくとも1つの従属節からなります。

Because of the prevalence of bodyguards among celebrities, a movie studio made a film about one.
The film, which did very well, starred two of Hollywood's most popular actors.
セレブの間でボディーガードが流行っているため、ある映画スタジオがボディーガードを題材にした映画を作った。
その映画は、ハリウッドの人気俳優2人を主演に迎え、大成功を収めた。

重複文は、複数の独立節と、単一または複数の従属節からなります。

In the film, the bodyguard protects his employer all too well; it was a romantic movie.
映画の中では、ボディーガードが雇い主を守るのが精一杯で、恋愛映画になっていた。

参考

  • The Princeton Language Institute. 21st Century Guide To Improving Your Writing. New York: Dell Publishing, 1995.