英語の句読点の使い方のルール (punctuation rules) について、なかなかきちんと教わる機会がないのですが、ちゃんとした英文を書くときには守らなければなりません。
国によって微妙に違いがあったりするので、国際的な論文にしてもWikipediaの英語版にしても、スタイルマニュアルを作ってその中で句読点の使い方のルールが決まっていたりするのですが、一般的な規則としてのルールについて紹介します。
続きを読む英語の文章の書き方にはある決まった型、お作法があります。文章といっても小説や脚本から、新聞・雑誌記事、スピーチ原稿にいたるまでいろいろありますが、ここでは一番書く可能性の高そうな、エッセイについて紹介します。
続きを読む英語を書くときに、新聞記事のタイトル、雑誌名、本の題名、映画の題名、テレビ番組名、その一話一話の題名をどういうふうに表記するか、意識していますか? 日本語だと、カギカッコ(「」)で囲んだりするのですが、英語でもちゃんとルールがあるのです。
今回は題名を表記するときのルールについてみていきます。
次のようなものは、イタリックにします。手書きの場合は、アンダーライン(下線)を引きます。
題名が冠詞(a、an、the)ではじまるようなとき、それをつけると文の構文に合わなくなるような場合には、その冠詞を取ることができます。たとえば、
Dickens’ A Tale of Two Cities was his favorite novel.
とすると、Dickens’ A Tale ...となってしまい、文法的におかしくなってしまいますね。
そんなときには、Dickens’の次のAを取り除いて
Dickens' Tale of Two Cities was his favorite novel.
とします。
雑誌や定期刊行物などの名前が冠詞ではじまるようなとき、それが文中にくる場合には、その冠詞はイタリックにしたり下線を引いたりはしません(ただし、その冠詞が文頭にくる場合は除きます)。たとえば
The headlines of the Post are legendary.
「ザ・ポスト」のヘッドラインは伝説になるほど有名だ。
の「the Post」の前の「the」はイタリックになりません。
次のようなものは、ダブルクォーテーション(引用符)でくくります。
例:
I saw a movie made from the short story “Ballad of the Sad Cafe”.
私は短編小説「悲しき酒場の唄」をもとにした映画を見た。
I love “the Trouble with Tribbles” episode of Star Trek.
私は「スタートレック」の「新種クアドトリティケール」の回が好きだ。
いかがでしたか?
題名の書き方には2種類あることをみていきました。
題名の表記のルールを知って、正しく英文を書くようにしましょう。
The Princeton Language Institute. 21st Century Guide To Improving Your Writing. New York: Dell Publishing, 1995.